原田 未来
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- NPOの活動を知ってもらう、ということ。 - 2011 年 10 月 29 日
こんにちは。
運営委員の原田未来です。
何を書こうか迷っていたのですが、
テーマは自由とのことなので、
NPOの活動を知ってもらう、ということについて、私の視点で、ほんの少し考えてみたいと思います。
冒頭から問題発言かもしれませんが、
実は私、かつては「NPOって、胡散臭い・・・」と思っていました。
“どんな人が、どんな思いで、何をやっているか”がよく分らないし、
とにかく「いいことしてるんです!」とアピールしている印象が強くて、
好感が持てなかったのです。
社会や人のために無償で働くのが嫌、というわけではなく、
その行為が“NPO”や“ボランティア”という名のもとで
実行されることに違和感がありました。
そんな名前を付けた途端、偽善的な行為になる気がして。
しかし、今年の4月からa-conに入り、
その印象は変わっていきました。
何か大きな発想の転換があったというよりは、
活動に参加してNPOについて知るうちに、
徐々に意識が変わっていったような気がします。
“誰かのために”ではなく、
自分が興味のあることについて、
楽しみながら活動しているという実感が、
そうさせてくれたのだと思います。
いろんな価値観や考えを持った人がいる社会ですから、
積極的にNPO活動に参加している人もいれば、
かつての私のように、NPOについてよくわからないままに、
偏見を抱いている人もいるかもしれません。
そんな社会に向けて「NPOの活動を知ってもらおう」
という趣旨で活動するa-conの一員だからこそ、
私が最初に抱いていた感覚を忘れずにいたいです。
世の中に活動を知ってもらうためには、
「こんないいことしています!」「こんなイベントやっています!」
と一方的に主張するのではなく、
活動について知らない人が日頃どんな視点で社会をみているか、
に着目するのが大事だと思います。
自分を知ってもらうためには、まずは相手を知ること。
コミュニケーションには不可欠の姿勢ですよね。
広報においても同じなのではないでしょうか。
NPOの活動に参加していると、
みんなをまとめて引っ張っていくことが得意な人、
発想が豊かな人、
相手の言葉や気持ちを引き出すことが上手な人、
たくさんの素晴らしいスキルを持った人に出会うことができました。
私にできることは、
“物事を分析して、新しい視点を提示すること”だと思っています。
それぞれの得意分野を活かして楽しみながら活動することが、
よりよい社会につながっていく。
そう信じて、これからもNPOの活動に参加していきたいと思います。
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