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- 5月21日セミナー報告 - 2011 年 5 月 25 日
a-conに1年ぶりに参加した青山学院大3年の水野です。
今回のセミナーのレポートを担当させていただきます!
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5月21日15時から行われた今回のセミナーのトピックは、
「東日本大震災:支援活動現場報告とコミュニケーションができること。」
今回の震災を受け「コミュニケーション」の観点からできることはないか、ということで30人近くが集まりました。
まず始めは、被災地ボランティアに行かれた秋元さんと小沼さんの現地レポート。
秋元さんは、ケアが必要な被災者とNPOをつなぐ「つなプロ」に所属されておられる方で、「コミュニティの大事さ」を語られました。
地縁コミュニティの強い地域は、食料分配や人同士のケアも行き届いているが、そうでないところでは、避難所での物資争奪戦が起こっている。
また、茨城は報道が少なく被害もあるがボランティアは一人も来ていなかったとのことでした。
ただ現地では個人の力が発揮されており、そこから団体ができていることもあるそうです。
次に小沼さんの報告です。小沼さんは、青年海外協力隊CivicForceにて支援をしておられます。
現状として、市内でも物資が余っているところと不足しているところが並存していることを指摘しておられました。
また衝撃的だったこととして、避難所内の雰囲気が独特であったこと。若者と高齢者のパーテーションへの意識の違いを語られました。
またNPOの強みとして、①迅速②柔軟③思い切りの良さ
課題は、①スケールの小ささ②寄付満足者との板挟み③評論と調査の鬼④長期スタッフ不足、とのことでした。
その後のワークショップ「コミュニケーションを使ってできること」では、
①被災地の中長期的に抱えるであろう課題
②その課題をコミュニケ―ションで解決する方法
を各5チームで議論。
緊急支援以外でのNPOの活動報告を挟みつつ、
最終的な案として、
被災地のコミュニティづくりだけでなく支援側をもコミュニティづくり、
ボランティア経験者報告会で関心低下の防止、
被災地とテレビでつないだバーチャル飲み会が出ました。
今回のセミナーでは、未曾有の大災害を見直すきっかけとなり、
参加者一同、終了時にはそれぞれの想い、考え、課題を持って
家路に着いたのではないでしょうか。
それほど意味のあるセミナーであったと思います。
一日本国民として向き合うべき課題、
今回だけで終わりにせず、今後とも考えていくことが必要だと感じました。
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